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【皮膚科医が解説】サウナで「肌活」定期的なサウナ浴で肌の悩みを解決する方法。サウナ後におすすめな化粧品やスキンケア手順も

【皮膚科医が解説】サウナで「肌活」定期的なサウナ浴で肌の悩みを解決する方法。サウナ後におすすめな化粧品やスキンケア手順も

@Press

2025.09.01

人とのコミュニケーションにおける第一印象は、最初の3~5秒で決まるといわれています。そして「ビジネスシーンで最も好印象な肌の要素は、シミや肌荒れのないツヤ肌」という調査結果も(※1)。日常の様々な局面で印象を左右する「肌の健康」。これを「サウナ」が向上させる可能性について、消費者意識調査を行いました。結果を踏まえ、皮膚科医の専門的知見からも「サウナで肌活」を解説します。


皮膚科医 小林依子先生に記事を監修いただきました




日本皮膚科学会専門医 小林依子


専門分野: 一般皮膚科
経歴: 札幌医科大学医学部卒業後、札幌医科大学皮膚科学講座に入局し、札幌医大附属病院、市内の関連病院で勤務。
現在、小林皮膚科クリニック8.3プラザ診療室 院長
資格:日本皮膚科学会専門医
一般皮膚科として年齢、性別問わず、日々幅広い皮膚疾患、皮膚の悩みに寄り添い、より健康な皮膚を目指した診療している。趣味は国内外のサウナ旅行であり、2024年日本サウナ学会では「女性とサウナ」のセッションで登壇。


肌の健康の根本的解決には、生活習慣の改善サポートが重要


 肌の悩みの有無や内容について2024年10月に行われた調査(※2)では、回答した1,011人の男女のうち81%が「現在肌に関する悩みがある」と回答。「シミ・くすみ」に悩む方が60%と最も多く、次いで「毛穴」「乾燥」「シワ・たるみ」が続きます。そしてその肌の悩みに対して対策をしている方のうち、77%が「自宅でのスキンケア」で対策をしているという結果が出ていました。
 しかし、「肌は身体の鏡」ともいわれるように、肌の健康の根本的な解決には体の内側の対策が必要です。肌の健康に直結する生活習慣として代表的なものとして、栄養のある食事、乾燥対策、十分な睡眠、ストレス軽減が挙げられます。とはいえ、特に「乾燥対策」「睡眠の質改善」「ストレス軽減」は、重要であるとわかっていても、中々解決が難しいものです。これを解決するには、改善をサポートするツールが必要です。


サウナは、肌の健康のための生活習慣改善ツールです


定期的なサウナ浴は、健康な肌のための「肌活」


肌の健康改善につながるサウナの効果について、様々な研究により以下のものが証明されています。これらの効果は定期的にサウナ浴をするほど高くなることが研究でも示されています。定期的なサウナ浴は肌を健康にし、肌の悩みを解決するための「肌活」にもなると言えそうです。


・発汗による肌のバリア機能向上で保湿力がアップする
・睡眠を誘発するホルモンの分泌を促し、寝つきの悪さや眠りの浅さを解決
・自律神経のバランスを整え、ストレスレベルを軽減し、リラックスレベルを上げる


発汗による肌のバリア機能向上で保湿力がアップする


 サウナがもたらす発汗作用には、肌の角層の保湿力を維持する効果が認められています。サウナに入ると体内からは多くの水分が蒸発します。一方、肌のいちばん表面にある角層の水分量に関しては、サウナ浴から数時間たっても通常より多いという測定結果が報告されています。(※3)
 汗をかくと、汗に含まれる乳酸やナトリウムなどの「保湿成分」を含んだ水分結合物質が皮膚膜に多くとどまってバリアを強化します。これが肌の保湿力を高めると考えられています。
 加えて、日常的にサウナに入る人の肌は、相対的にPH値が低い(=肌が弱酸性に傾いている)という測定結果も報告されています。(※3)
 一般的に、バリア機能が強い肌ほど「酸性」に、乾燥してバリア機能が弱まった肌ほど「アルカリ性」に傾きやすくなります。つまり、サウナは発汗によって肌のバリア機能を高め、保湿力をアップさせてくれるのです。


サウナの利用頻度が高いほど「肌の調子が良くなった」と感じる人の割合が高い








 HARVIA JAPANが実施した「サウナと肌の健康に関する意識調査※」では、サウナに入る頻度が高い人ほど、肌への効果を高く実感しているという結果になりました。
 肌に対するサウナの効果の実感として「肌の調子が良くなった」という項目に「ややあてはまる」~「とてもあてはまる」と答えた人の割合は、週2回以上サウナに入る人で89.7%、月1回程度の人で68.9%でした。
 この傾向は「肌のキメが整いやすくなった」「肌の透明感が出るようになった」など他の項目でも同様で、同様に87.6%と54.9%、89.1%と48.1%という顕著な差が確認されました。
 この結果は、フィンランド等での研究の通り、定期的なサウナ浴が健康効果を高めてくれることを示唆しています。




※インターネット調査(2025年7月18日~7月23日実施、月1回以上サウナに入る20歳~49歳男女400名を対象に実施)
※本調査結果をご利用いただく際は、【株式会社HARVIA JAPAN調べ】と明記をお願いします。


睡眠を誘発するホルモンの分泌を促し、寝つきの悪さや眠りの浅さを解決


 サウナと睡眠の関係については、遡るとなんと1765年の医師の学術書(※4)にも記述がみられるそうです。そして、1976年にフィンランド人研究チームが行った、サウナと睡眠に特化した実証研究では「サウナ後の睡眠の方が、最初の2時間で70%強、6時間で約45%、統計的にノンレム睡眠量が増加」という結果を報告しています(※5)。
 また、サウナ浴は、身体の温度調節メカニズムの過程で、良質な睡眠のために重要な神経伝達物質「セロトニン」の分泌を活発化させます(※6)。同時に、体温の上昇に伴い一旦上昇した「ノルアドレナリン」が、入浴後の体温低下と脳の冷却に伴って低下します。このセロトニンの増加とノルアドレナリンの降下により、サウナ浴後約2~3時間後に最も入眠しやすくなり、眠りの深さも増加するとされています。


自律神経のバランスを整え、ストレスレベルを軽減し、リラックスレベルを上げる


 ストレスはホルモンバランスや免疫バランスを崩し、皮膚トラブルを引き起こしやすくします。サウナにはこのストレスレベルを軽減し、リラックスレベルを上げる効果があるとされています。サウナ浴中の心拍変動(自律神経系の安定度やリラックス度合いの指標となる心拍感覚の変化)を測定した2017年の実験(※7)では、サウナ後の自律神経バランスの均等化や、身体の内部のストレスレベルの軽減が確認されました。さらに入浴後にはリラックスをつかさどる副交感神経が優位になることで、心身のリラックスレベルが上がります。
 また、サウナ内にはスマートフォンなどの電子機器が持ち込めない為、強制的にデジタルデトックス状態になります。定期的なサウナ浴は脳疲労解消にも効果的です。


サウナ利用者は睡眠の質やストレスに対するサウナの効果を実感している




 実感しているサウナの効果として、身体的・精神的な効果の実感についても「サウナと肌の健康に関する意識調査」で調査されました。
 「睡眠の質が上がる」という実感がある人の割合は、週2回以上サウナに入る人が最も高く47.4%で、「身体の疲れが取れる」「脳の疲労がとれる・頭がすっきりする」「自律神経が整う」の各項目でも、週2回以上サウナに入る人が他のグループよりも高く実感しているという結果が出ました。一方「リラックスできる」という効果の実感は全てのグループでほぼ同じ割合となりました。リラックス感は、一度のサウナ浴でも十分感じられるようです。


サウナの肌活効果を最大化する、サウナ前後のスキンケアガイド


 定期的なサウナ浴の「肌活」とも言える効果。この効果を最大化するためには、サウナ後のスキンケアも大切です。サウナ後にどんな成分の化粧品でケアをするのが最も効果的なのか、また、どのような手順でスキンケアをするのがベストなのか、小林先生に伺いました。


サウナ中、サウナ後のスキンケアのためには洗浄剤の使い過ぎに注意


サウナでは大量の汗をかき、角質層には汗の成分が浸透し水分や天然の保湿成分が含まれている状態となりますが、頻回に洗い流されることでせっかくの保湿成分は流出し失われやすい状態となっています。サウナ後の洗い流しは洗浄剤は使用せず擦らずに流す程度とし、早めに保湿剤を塗ることが重要と考えます。
【手順】
サウナ前:陰股部、腋窩、足裏などは洗浄剤を使用。ニキビの出来やすいところ、脂漏部位も皮脂過剰のため洗浄剤を使い洗浄。日焼け止め、化粧品類のついた部位も洗浄剤を使い洗う。
サウナ中:出た汗を拭き取る、水風呂後の水分を拭き取る際は優しくおさえるように汗をふく、決して擦らない。
サウナ後:洗浄剤は使わずぬるま湯や水で流すのみとする。(必要な皮脂や天然保湿因子の流出を極力抑える。)
【サウナ後のスキンケア】
サウナ後の角質層は普段よりも水分を保持している状態ですが、蒸発を防いでくれる効果のある皮脂膜は普段よりも洗い流されてしまっていることが多く、放置しておくとすぐに乾燥してしまいます。そのため、乾燥しやすい部位はすみやかに保湿剤を塗るのがおすすめです。


サウナ後の保湿化粧品は年齢や部位、季節等にあわせて適切に選びましょう


 保湿剤の種類は年齢、部位、季節、月経周期や乾燥性の皮膚疾患の有無で含まれる成分や剤形を選ぶと良いでしょう。
 保湿剤はその方にあっていれば成分はこだわらなくても良いと思いますが、夏はよりベタつかない剤形(乳液、ローション、フォーム)冬は保湿力の高い基剤や剤形(ワセリン、油中水型クリーム、水中油型クリーム)を選んだり、あせもやにきびの出来やすい部位は油分の少ないタイプの保湿剤を選ぶことをおすすめします。皮脂の過剰な部位は必ずしも保湿剤を塗らなくても良いと思います。保湿剤は角質層が十分に潤いを保っているときにはエモリメントと言われる皮膚表面を多い水分蒸発を防ぐもの(ワセリン、オイル)のみでも十分であったり、サウナで天然の保湿因子が流出してしまっている場合にはモイスチャライザーと言われる、角層に浸透し水分を保持する効果のある、ヘパリン類似物質、セラミド(角層細胞間脂質成分)、ヒアルロン酸などを含む物が良いでしょう。
• 女性は20代、男性は40代を過ぎると皮脂の分泌が低下すると言われています。
• 脂漏部位(皮脂の分泌の盛んな部位)は頭皮、おでこ、鼻周り、耳の後ろ、胸、背中、脇、股であり、四肢や腰、手足は乾燥しやすいです。
• 季節では、一般的に夏が湿度が高く、冬は乾燥しやすいですが、冷房による乾燥や地域によっても状況が変わります。
• 月経周期では排卵後に始まる黄体期(高温期)にはプロゲステロンの分泌の増加のため皮脂の分泌が盛んになります。
 定期的なサウナ習慣により、本来皮膚の持つ保湿機能が高まっていくと考えられますが、乾燥の気になる部位にはサウナによって失われた保湿成分や皮脂を補うための適切な保湿剤を使用する事でより乾燥による小ジワが減り、肌の質感も良くなり、ツヤのある肌に近くと考えられます。


定期的な「肌活」サウナと適切なスキンケアで、肌の悩みにさよならしよう


 肌に関する効果以外にも、サウナには様々な健康効果があると実証されています。肌活をきっかけに定期的なサウナ浴の習慣をつければ、肌の健康向上による印象UPに加え、長期的な健康効果も期待できるでしょう。いいことづくめのサウナ浴。最近サウナから足が遠のいているなあという方も、是非この機会に「サウナで肌活」を始めてみませんか。


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出典
※1 20~50代男女1,100人に聞いた 「UNO 男の肌とビジネス印象調査」 春の新入社員必見!! 「肌マネジメント」も抜かりなく。 “肌” がビジネスシーンにおける印象を左右することが判明!!(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001127.000005794.html)(株式会社資生堂2018年4月4日)
※2 株式会社ファンくる(Fancrew Inc.)による調査(https://www.fancrew.jp
※3 Terhi Pesonen, LUMENE, Head of R&D (skin care), "Presentation: SAUNA AND BEAUTY BUSINESS, "World Sauna Forum, Jyvaskyla, Finland. 28. 9. 2018.
※4 Martin, Kongl. Sv. Vet. acod. Handl., Jan, Feb, Mart, 1765.
※5 P.T.S., Putkonen, E. Eloma, "Sauna and physiological sleep: Increased slow-wave sleep after heat exposure." Sauna Studies, 1976
※6 C. A. Lowry, S. L. Lightman, D. J. Nutt J., "That warm fuzzy feeling: brain serotonergic neurons and the regulation of emotion," Psychopharmacology, 23 (4): 392-400, 2009 Jun. doi: 10.1177/0269881108099956. Epub 2008 Dec 12. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19074539/
※7 循環器専門医、東フィンランド大学医学部内科学教授ヤリ・ラウッカネンによる2017年の実験プロジェクト。試験用に平均温度73度のサウナ室を特設し、サウナ浴中およびその前後30分に、中年男女の体内でどのような変化が起きているかを詳しく測定。
参考
「最新医学エビデンス」と「最高の入浴法」がいっきにわかる!究極の「サウナフルネス」世界最高の教科書(カリタ・ハルユ著、こばやし あやな訳、ヤリ・ラウッカネン医学監修、東洋経済新報社(2023年)




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