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日本オペラ協会公演「奇跡のプリマ・ドンナ -オペラ歌手・三浦環の「声」を求めて-」3/7(土)・8(日) 新宿文化センター 大ホールにて開催

日本オペラ協会公演「奇跡のプリマ・ドンナ -オペラ歌手・三浦環の「声」を求めて-」3/7(土)・8(日) 新宿文化センター 大ホールにて開催

@Press

2026.03.03
公益財団法人日本オペラ振興会は、2026年3月7日(土)・8日(日)、新宿文化センター 大ホールにて、日本オペラ協会公演「奇跡のプリマ・ドンナ -オペラ歌手・三浦環の「声」を求めて-」を上演いたします。


■開催概要
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))|独立行政法人日本芸術文化振興会

日本オペラ振興会総監督 郡 愛子
公演監督 家田紀子
副公演監督 森山京子

日本オペラ協会公演
渡辺俊幸作曲/大石みちこ原作・脚本
「奇跡のプリマ・ドンナ -オペラ歌手・三浦環の「声」を求めて-」
オペラ全2幕 <字幕付き原語(日本語)上演>

開催日時:2026年3月7日(土)・8日(日) 14:00開演
【開場13:00】*13:30から会場内にて作品解説をいたします。
※上演時間:約3時間(休憩含む)
開催場所:新宿文化センター 大ホール


チラシ表

●主催:公益財団法人日本オペラ振興会
公益財団法人日本演奏連盟 都民音楽フェスティバル主催:東京都/
公益財団法人東京都歴史文化財団
●共催:公益財団法人新宿未来創造財団
●助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))|
独立行政法人日本芸術文化振興会
●後援:山中湖村、山中湖村教育委員会、一般社団法人 山中湖観光協会、
袋井市教育委員会、袋井市観光協会、袋井商工会議所


【愛か、芸術か―――
美しさに満ちた旋律が心を揺さぶる】

「あなたは世界にたった一人しかいない、最も理想的な蝶々さんです」ジャコモ・プッチーニ

「利家とまつ」「毛利元就」など、NHK大河ドラマで数々の名曲を書き上げている渡辺俊幸と、映画「ゲゲゲの女房」をはじめ多くの名作を残す大石みちこのタッグで新制作され、日本オペラを知り尽くす田中祐子の指揮と、脚本を最大限に引き出す岩田達宗の演出で臨む、日本オペラ協会渾身の世界初演オペラ。
世界を魅了した日本人初のプリマ・ドンナ三浦環の数奇な人生を描く本作を、佐藤美枝子、相樂和子をはじめ、最高のキャスティングでお贈りします。


〈ものがたり〉
明治の東京。母・とわのおなかに声を忘れてきたかのように、産声を上げずに生まれた環(たまき)だったが、両親に愛され、やがて美しい歌声を持つ娘へと成長した。

●第一幕
父・熊太郎は、娘の将来を良縁に託そうとしていた。しかし環は、父との不仲から離縁されたとわの姿をまのあたりにし、仕事をもち母を助けようと決心する。恩師・高木チカに歌の才能を見出され、環は東京音楽学校への進学を希望するが、熊太郎は「歌など遊びごと」と猛反対。環は熊太郎が選んだ相手と結婚することを条件に進学の機会を掴む。
校則では結婚は禁じられていた。既婚であることを隠し、環は音楽学校では、昭憲皇太后の御前演奏、奏楽堂での歌劇オルフォイスの百合姫(エウリディーチェ)役など才能を発揮する。一方、幼なじみの政太郎は密かに環への想いをつのらせていたが、内祝言を上げたことを知り愕然とする。
そんな中、夫の転勤が決まるが、環は同伴ではなく離婚を選ぶ。それは、女性でありながら歌で生きていくという強い決意の表れだった。
離婚した後、とわの家に身を寄せていた環の元に再び政太郎が現れ、かつて果たせなかった想いを告げる。熊太郎に会い「僕は音楽家の環さんを尊敬しています。芸術家は社会の華です」と、結婚を申し込むのだった。環と政太郎はドイツへの留学の夢を語り合い、政太郎は資金を得るためシンガポールへと旅立つ。
日本に残った環の前に、野心に満ちた新聞記者・安井が現れる。自らが環と政太郎を結びつけたのだと言い、環に対して不穏な圧力をかけてくる。舞台に立ち続ける環は、名声の陰で精神的に追い詰められていく。とわの機転により安井の魔の手から逃れた環を乗せた船は、政太郎の待つシンガポールへ向けて船出する。

●第二幕
ロンドン。環が主役をつとめるオペラ《蝶々夫人》の舞台が開演しようとしていた。客席には、開演を前に震えている作曲家ジャコモ・プッチーニの姿があった。彼は苦悶していた。日本に行ったこともなく、これまでの作品と同様、追い詰められる女を描いてしまった。パリで上演されたいがために、原作を変えてしまった。偽りの蝶々夫人を描いてしまったのではないか、と――

楽屋では、身支度を助けるお雪に環は、かつて安井という新聞記者から逃げて、日本から旅立ったが、いまだに追われている気がしてならないと不安を口にする。
旅芸人として各地を旅してきたお雪は人づてに安井の行方を知っていた。環の心の曇りは消え、晴れやかな心持ちでマダム・バタフライの世界へ旅立つ。
しかし、空襲警報が鳴り響き、上演は中断。舞台を諦めきれず、逃げ遅れそうになる環を「今は生きることが大切」と、政太郎が諭し救い出す。
環と政太郎はアメリカへと渡り、プリマ・ドンナとして環は名声を高めていく。

その陰で、政太郎は「プリマ・ドンナの鞄持ち」と呼ばれるようになっていた。日本に戻り緑茶の研究に専念することを決意した政太郎は環の元を離れていく。アメリカに残り歌い続けることになった環は、政太郎の研究が認められたときには、日本に戻ってお祝いしましょう、と約束する。
環はイタリアのプッチーニ邸に招かれる。そして、オペラ《蝶々夫人》を歌う時はいつも、作曲家であるあなたへ歌を捧げているのだと、あなたは私の神なのだと語る。プッチーニは「私は弱い人間だ、神ではない」と答え、環は困惑するが、互いに二人の間には歌があることに気づき、音楽で繋がる喜びを知るのだった。
ある日、環の元に一通の電報が届く。「マサタロウシス」──政太郎の急逝であった。環は悲しみに打ちひしがれながらも、祈りを歌に変えることで、彼の魂と共に生きていく道を選ぶ。

数年後。政太郎の墓前に立つ環に世間は「死者には歌は届かない」と冷笑するが、環は彼に語りかけ、歌い続ける。
時代は戦争の只中へ。環は「私はオペラ歌手、軍歌は歌いません」と毅然とした態度を貫く。そして、アメリカ人との恋に敗れた女が自ら命を断つ、オペラ《蝶々夫人》の上演は戦争が終わるまで封印する決意を固める。疎開先の湖畔の村で、とわは病に倒れ、環は介護に明け暮れる。とわは、最期に「生まれる時に、私のおなかの中に置き忘れた声を返そう」と語り、静かに旅立つ。
環は深い悲しみの中、病に臥すが、高木チカの言葉に導かれ、再び舞台へ戻る。批評家の「三浦環はもう終わった」という声が聞こえる一方で、観客たちは「もう一度、あの歌を」と願い、時空を超えてプッチーニの幻が現れ「蝶々夫人だけが歌ではない」と励ます。
戦争が終わり、環は歩んできた歌の道を振り返る。イギリス、アメリカ、ブラジル、アルゼンチン……歌は環の人生そのものだった。「戦争は終わった。再び、世界へ、明日へ」── 環は声の一文字へ向かい、歩み始めるのだった。


■チケット好評発売中!
S席 20,000円/A席 17,000円/B席 14,000円/
C席 8,000円/D席 3,000円(税込)

・青春割引:B席~D席を2,000円(25歳以下/枚数限定)
・ヤング・フレッシュマンチケット:S席・A席を半額(25歳以下/枚数限定)
・障がい者割引:S席~B席を20%割引(要お問い合わせ/枚数限定)


■お問い合わせ・予約
日本オペラ振興会チケットセンター
044-819-5550(平日10:00~18:00)
【座席選択可・PC&スマートフォン】
https://p-ticket.jp/ticket/show/tamaki/schedule


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