PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社、代表取締役社長 兼 CEO得丸 博充)は、2023年3月13日(月)~3月15日(水)の3日間、今年還暦を迎える1963年生まれの男女、「還暦人(かんれきびと)」を対象に「2023年の還暦人に関する調査」をインターネットリサーチで実施し、有効サンプル2,000名の集計結果を公開しました。 (調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
今年還暦を迎える1963年生まれの男女は、157万人にのぼります。今年の還暦人に、還暦を迎えることへの意識やこれまでの思い出、ライフスタイル、そして今後の人生への期待や不安を聞いたところ、多様な人生観が垣間見える結果となりました。
PGF生命は、還暦を迎える方々が安心して末永くいきいきとした生活をおくれるよう、生命保険ビジネスを通じて応援しています。
[アンケート調査結果]
第1章:還暦人の意識
■「還暦の実感がわかない」約8割
今年還暦を迎える1963年生まれの人(以下、還暦人「かんれきびと」)2,000名(全回答者)に、還暦の実感について質問しました。
まず、全回答者(2,000名)に、還暦を迎えるという実感がわかないかを聞いたところ、「非常にあてはまる」と「ややあてはまる」と回答した人は合計して77.9%、「全くあてはまらない」と「あまりあてはまらない」と回答した人は合計して22.2%でした。
過去の調査結果と比較すると、「あてはまる」と回答した人の割合は2022年の調査(79.0%)からわずかに下降したものの、多くの人が自身の若々しさを自負しているためか、依然として4人に3人以上は実感が伴わないようです。
■気持ちは現役世代! 心と身体の実感年齢 精神年齢は平均46歳、肉体年齢は平均54歳
■記憶力の低下を実感するシーンが増加 7割が「最近、記憶力の衰えを感じる」と回答
次に、自身の年齢を何歳に相当すると感じているか、精神年齢と肉体年齢についてそれぞれ聞きました。
□精神年齢
「精神的な若々しさ」の実感は、「50~54歳相当」(29.3%)に最も多くの回答が集まり、「40~44歳相当」(17.5%)にも多く回答がみられ、平均年齢は46.3歳でした。
□肉体年齢
「身体的な若々しさ」の実感でも、「50~54歳相当」(30.0%)に最も多くの回答が集まり、平均年齢は54.4歳でした。
また、最近、記憶力の衰えを感じるかを聞いたところ、「あてはまる」は70.5%、「あてはまらない」は29.5%となりました。還暦人の大半が、普段の生活で認知機能の低下を意識するようです。
■“嬉しい”と感じる還暦祝い 催しの1位「一緒に旅行」、プレゼントの1位「現金」
還暦のお祝いについて質問しました。
嬉しいと感じる還暦祝いを聞いたところ、イベントごとや行為では1位「一緒に旅行に行く」(37.4%)、2位「食事会を開く」(35.5%)、3位「プレゼントをもらう」(32.6%)、プレゼントでは1位「現金」(30.3%)、2位「旅行券」(22.0%)、3位「お菓子・嗜好品(お酒など)」(16.9%)でした。
反対に、嫌だ・遠慮したいと感じる還暦祝いを聞いたところ、イベントごとや行為では「赤いちゃんちゃんこを着る」(68.8%)がダントツとなり、2位「マッサージしてもらう」(12.7%)、3位「一緒にお酒を飲む」(11.0%)が続きました。プレゼントでは1位「記念品(似顔絵・メッセージ入り置き時計・フォトフレームなど)」(26.0%)、2位「夫婦ペアグッズ(ペア財布・ペア腕時計など)」(25.2%)、3位「花束」(14.5%)でした。
嫌だ・遠慮したいと感じるプレゼントを男女別にみると、女性では「記念品(似顔絵・メッセージ入り置き時計・フォトフレームなど)」(32.9%)と「夫婦ペアグッズ(ペア財布・ペア腕時計など)」(31.3%)が男性(いずれも19.1%)と比べて10ポイント以上高くなりました。
■還暦に見えない! 容姿が若いと思う同年代の有名人はこの人!
男性有名人1位「唐沢 寿明さん」、女性有名人1位「今井 美樹さん」
■影響を受けた! 同年代の有名人1位は「今井 美樹さん」、2位は「松本 人志さん」
■ライフスタイルをお手本にしたい! 同年代の有名人1位は「今井 美樹さん」
今年の還暦人と同年代の1963年生まれの有名人について聞きました。
還暦に見えないくらい容姿が若いと思う同年代の有名人を聞いたところ、激しいアクションも難なくこなす「唐沢 寿明さん」が1位となり、2位「今井 美樹さん」、3位「麻生 祐未さん」が続きました。
男女別にランキングをみると、男性有名人では1位「唐沢 寿明さん」、2位「浜田 雅功さん」、3位「川合 俊一さん」、女性有名人では1位「今井 美樹さん」、2位「麻生 祐未さん」、3位「河合 奈保子さん」でした。
次に、自身が影響を受けたと思う同年代の有名人を聞いたところ、1位「今井 美樹さん」、2位「松本 人志さん」、3位「唐沢 寿明さん」、4位「浜田 雅功さん」、5位「河合 奈保子さん」と、TOP5にはお笑い界をリードし続けるダウンタウンのお二人がランクインしました。
また、ライフスタイルなどをお手本にしたいと思う同年代の有名人を聞いたところ、「今井 美樹さん」が1位でした。自然体の魅力が溢れる今井 美樹さんのライフスタイルに憧れる人が多いようです。
第2章:還暦人の仕事・マネー
■「65歳以降も働き続けたい」働く還暦人の8割超、還暦人の現役志向が強まる傾向に
59歳時点で就労をしている・していた人(1,527名)に、還暦以降の就労意向について質問しました。
60歳以降、何歳まで働きたいかについてみると、65歳以降も働きたいと思う人(65歳以降の年齢を回答した人)の割合は81.4%、70歳以降も働きたいと思う人(70歳以降の年齢を回答した人)の割合は39.0%でした。
過去の調査結果と比較すると、65歳以降も働きたいと思う人の割合は、2021年78.3%→2022年79.0%→2023年81.4%と2年連続で上昇傾向が続き、2023年は調査開始以来最も高く8割を超えました。2021年4月の改正高年齢者雇用安定法の施行により対象となる事業者には65歳までの雇用確保義務に加え70歳までの就業機会確保努力義務 が課せられるようになり、就業機会の確保がしやすくなっているなか、還暦人の現役志向は年々強まる傾向にあるようです。
■貯蓄の格差が広がる結果に。貯蓄額は平均3,454万円、一方で約4割が「300万円未満」
全回答者(2,000名)に、現段階の貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)を聞いたところ、「100万円未満」(25.2%)に最も多くの回答が集まったほか、「100~300万円未満」(13.0%)や「500~1,000万円未満」(11.8%)、「1,000~1,500万円未満」(10.1%)、「3,000~5,000万円未満」(7.6%)、「5,000万円~1億円未満」(7.6%)、「1億円以上」(9.7%)などに回答が分散し、平均は3,454万円でした。
また、「300万円未満」の割合は38.2%、「2,000万円以上」の割合は33.0%と、貯蓄格差が際立つ結果となりました。
過去の調査結果と比較すると、貯蓄金額の平均は、2018年の調査から着実な増加傾向が続き、2023年は3,454万円と調査開始以来最も高くなりました。2019年に話題となった「老後2,000万円問題」を一つの契機に、将来への備えや貯蓄を意識する人が増えているのではないでしょうか。昨年からの変化をみると、2022年3,122万円→2023年3,454万円と、332万円の大幅増加(前年比10.6%増加)となりました。止まらない物価上昇や不安定な社会情勢などを受けて、経済の先行き不透明感や将来の生活不安が強まり、貯蓄性向が高まっているのかもしれません。
■物価上昇の影響を反映 生活費として最低限必要だと思う金額は増加に転じ、平均19万円/月に
■“ゆとりのある生活”を送るために必要だと思う金額も増加に転じ、平均27万9千円/月に
これからの人生(60歳~)で必要だと思う金額について聞いたところ、【生活費として最低限必要だと思う金額(ひと月あたり)】は平均190,181円でした。
過去の調査結果と比較すると、2020年から2022年までみられた減少傾向から一転、2,718円の増加となりました。値上げラッシュによる家計への負担の増加が影響しているのではないでしょうか。
他方、【ゆとりのある生活を送るために必要だと思う金額(ひと月あたり)】は平均278,929円でした。
過去の調査結果と比較すると、2019年298,764円→2020年288,399円→2021年288,168円→2022年272,635円→2023年278,929円と、3年連続の減少から増加に転じました。
■「買い物では現金決済よりキャッシュレス決済が多い」約8割、キャッシュレス派は増加傾向
■「お金の管理をアプリで行いたい」約4割、マネーアプリ利用意向者は増加傾向
買い物では現金決済よりキャッシュレス決済をすることが多いかを聞いたところ、「あてはまる」は78.8%となりました。
過去の調査結果と比較すると、「あてはまる」と回答した人の割合は、2021年68.0%→2022年70.8%→2023年78.8%と2年連続で上昇しました。キャッシュレス決済の利便性を実感し、キャッシュレス決済を普段使いするようになった人が増えているのではないでしょうか。
スマホの利用に関して、お金の管理をアプリ(銀行アプリ、家計簿アプリなど)で行いたいかを聞いたところ、「あてはまる」は38.6%となりました。
昨年の調査結果と比較すると、「あてはまる」と回答した人の割合は、2022年30.5%→2023年38.6%と8.1ポイント上昇しました。
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■「日常生活ではテレビよりスマホが欠かせない」6割半
■「AI(人工知能)を活用した資産運用サービスを利用したい」2割半
また、日常生活ではテレビよりスマホが欠かせないかを聞いたところ、「あてはまる」は65.4%となりました。
昨年の調査結果と比較すると、「あてはまる」と回答した人の割合は、2022年52.2%→2023年65.4%と13.2ポイントの大幅上昇となりました。「テレビよりスマホ」と位置付ける人が大半を占める結果となりました。
さらに、AI(人工知能)を活用した資産運用サービス(資産配分や金融商品の選定などを自動で行ってくれるサービス。ロボアドバイザーなど)を利用したいかを聞いたところ、「あてはまる」は26.3%となりました。
昨年の調査結果と比較すると、「あてはまる」と回答した人の割合は、2022年23.3%→2023年26.3%と3.0ポイント上昇しました。
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■最近の物価上昇への対策として行っていること
1位「節約する」2位「買い物を控える・減らす」3位「無駄な物を買わない」
身の周りで値上げが相次ぐなか、どのような物価上昇対策を行っている人が多いのでしょうか。
最近の物価上昇への対策として行っていることを聞いたところ、1位「節約する」、2位「買い物を控える・減らす」、3位「無駄な物を買わない」、4位「光熱費を節約する」、5位「食費を抑える」となりました。物価上昇による家計への負担を和らげるため、節約や節制に努めている人が多いようです。
男女別にみると、男性・女性とも1位は「節約する」で、男性では2位「光熱費を節約する」、3位「買い物を控える・減らす」、4位「無駄な物を買わない」、5位「投資・資産運用をする」、女性では2位「無駄な物を買わない」、3位「買い物を控える・減らす」、4位「光熱費を節約する」、5位「食費を抑える」でした。
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■趣味のための支出 「お金を使っている」7割、「お金を使っていない」3割
趣味のための支出について質問しました。
まず、趣味のためにお金を使っているか聞いたところ、「使っている」は69.2%、「使っていない」は30.8%となりました。大半が趣味のために支出する一方で、3割は趣味にお金を使わないという実状が明らかとなりました。物価上昇や収入減少といった厳しい経済事情を背景とした、先行き不安や節約志向の高まりがその一因ではないでしょうか。
男女別にみると、趣味のためにお金を使っていない人の割合は、女性では36.1%と、男性(25.5%)と比べて10.6ポイント高くなりました。
趣味のためにお金を使っている人(1,384名)に、趣味のために使っているお金はひと月あたりどのくらいかを聞いたところ、「10,000円~20,000円未満」(32.1%)に最も多くの回答が集まったほか、「5,000円~10,000円未満」(17.6%)や「20,000円~30,000円未満」(15.9%)にも回答が集まり、平均は20,621円でした。
男女別にみると、平均は男性では25,253円と、女性(15,221円)と比べて10,032円高くなりました。
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■最もお金をかけている“推し活”の費用
「観劇」平均19万円/年、「スポーツ観戦」平均16万円/年、「アイドル応援」平均12万円/年、「コンサート・ライブ」平均10万円/年
“推し活”について質問しました。“推し活”とは、自分にとってイチオシのアイドルや有名人、キャラクターなどを応援する活動のことをいいます。
まず、推し活として行っていることがあるか聞いたところ、「ある」は14.3%、「ない」は85.7%となりました。“推し活”をしている人は少なくないようです。
男女別にみると、推し活として行っていることがある人の割合は、女性では18.5%と、男性(10.2%)と比べて8.3ポイント高くなりました。
では、推し活にどのくらいお金をかけているのでしょうか。
推し活として行っていることがある人に、最もお金をかけている推し活と、その推し活に一年間にかけている金額を聞いたところ、かけている金額の平均は、「観劇をする」(平均189,375円)、「スポーツ観戦をする」(平均157,244円)、「アイドルを応援する」(平均115,273円)、「コンサート・ライブに行く」(平均101,747円)、「グッズを買う」(平均97,375円)、「ミュージシャンを応援する」(平均21,467円)と続きました。
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第3章:還暦人の不安・備え
■還暦以降の人生で不安に思うこと 1位「身体能力の低下」2位「収入の減少」
3人に1人が「物価上昇」と回答
これからの人生に対する不安や備えについて質問しました。
全回答者(2,000名)に、還暦以降(60歳以降)の人生で不安に思うことを聞いたところ、1位「身体能力の低下(体の病気や寝たきりなど)」(52.2%)、2位「収入の減少(60歳以降の雇用形態の変更など)」(40.3%)、3位「判断能力の低下(認知症等脳の病気や車の運転など)」(38.4%)、4位「自分の介護」(38.1%)、5位「物価上昇」(32.7%)でした。
昨年の調査結果と比較すると、2年連続で「身体能力の低下」(2022年49.4%、2023年52.2%)が約半数と高い割合となり、昨年の2位から今年は順位を上げて1位となりました。コロナ禍で長期化した運動不足問題が背景にあるのではないでしょうか。また、「物価上昇」が5位(32.7%)となり、円安や原材料費の高騰による値上げラッシュが日常生活を圧迫している影響がうかがえる結果となりました。
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■「親からの相続の際に苦労した経験がある」3割、苦労したこと1位は「相続財産の確認」
■自身が亡くなった際に、遺された家族や親族が苦労しないか心配なこと
1位「すぐに必要な現金の準備」2位「不動産の処分」3位「加入している生命保険契約の確認」
次に、相続について質問しました。
全回答者(2,000名)に、親からの相続の際に、苦労した経験があるか聞いたところ、「ある」は30.7%、「ない」は69.3%となりました。
親からの相続の際に、苦労した経験がある人(615名)に、苦労した経験があることを聞いたところ、「相続財産の確認」(29.3%)が最も高くなり、「不動産の処分」(28.3%)、「すぐに必要な現金の準備(葬儀代など)」(26.2%)、「遺産分割協議」(22.6%)、「加入している生命保険契約の確認」(19.5%)が続きました。
他方、全回答者(2,000名)に、自身が亡くなった際に、遺された家族や親族が苦労しないか心配なことがあるか聞いたところ、「ある」は52.1%、「ない」は47.9%となりました。
自身が亡くなった際に、遺された家族や親族が苦労しないか心配なことがある人(1,041名)に、心配なことを聞いたところ、「すぐに必要な現金の準備(葬儀代など)」(37.6%)が最も高くなりました。次いで高くなったのは、「不動産の処分」(33.2%)、「加入している生命保険契約の確認」(30.8%)でした。
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■自身が亡くなったときに備え、遺された家族や親族のために、前もって専門家に相談したいこと
1位「不動産の処分」2位「相続財産の確認」3位「すぐに必要な現金の準備」
■自身が亡くなったときに備え、遺された家族や親族のために、すでに専門家に相談していること
1位「加入している生命保険契約の確認」2位「すぐに必要な現金の準備(葬儀代など)」
全回答者(2,000名)に、自身が亡くなったときに備え、遺された家族や親族のために、前もって専門家に相談したいことがあるか聞いたところ、「ある」は38.8%、「ない」は61.2%となりました。
自身が亡くなったときに備え、遺された家族や親族のために、前もって専門家に相談したいことがある人(776名)に、相談したいことを聞いたところ、「不動産の処分」(31.4%)が最も高くなりました。次いで高くなったのは、「相続財産の確認」(27.4%)、「すぐに必要な現金の準備(葬儀代など)」(26.0%)、「加入している生命保険契約の確認」(25.4%)、「相続税の支払い」(21.6%)でした。
全回答者(2,000名)に、自身が亡くなったときに備え、遺された家族や親族のために、すでに専門家に相談していることがあるか聞いたところ、「ある」は10.2%、「ない」は89.8%となりました。
自身が亡くなったときに備え、遺された家族や親族のために、すでに専門家に相談していることがある人(205名)に、相談していることを聞いたところ、「加入している生命保険契約の確認」(26.3%)が最も高くなり、「すぐに必要な現金の準備(葬儀代など)」(22.4%)、「相続財産の確認」(21.0%)、「不動産の処分」(19.0%)、「遺言書の確認や取り扱い」(16.6%)が続きました。
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■「自身の相続が“争続”にならないようにするため、すでに行っていることがある」約3割
行っていることは「生命保険への加入」がダントツ、2位「親族間の十分なコミュニケーション」
“争続”について質問しました。“争続”とは、遺産相続を巡り親族などの相続人同士が争うことをいいます。
全回答者(2,000名)に、自身の相続について、“争続”にならないようにするための対策として、前もって行っておきたいことがあるか聞いたところ、「ある」は51.9%、「ない」は48.1%となりました。
前もって行っておきたいことがある人(1,039名)に、その内容を聞いたところ、「親族間の十分なコミュニケーション」(41.1%)が最も高くなりました。普段から親族間でコミュニケーションをとることで、相続を巡って言い争いや裁判沙汰になることを防げると考えている人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「遺言書の作成」(25.5%)、「生前贈与」(24.4%)でした。
また、全回答者(2,000名)に、自身の相続について、“争続”にならないようにするための対策として、すでに行っていることがあるか聞いたところ、「ある」は28.3%、「ない」は71.7%となりました。
すでに行っていることがある人(567名)に、その内容を聞いたところ、「生命保険への加入」(46.6%)が突出して高くなり、死亡保険金の非課税枠を利用して相続税を少なくする対策をとっている人が多いことがうかがえます。
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■エンディングノートにメッセージを書き残すとしたら? 書き残したい相手1位は「子ども」、
書き残したい言葉は「楽しい時間をありがとう」「幸せになってね」など心温まるメッセージが多数
続いて、エンディングノートについて質問しました。エンディングノートとは、自分に万が一のことが起こった場合に備え、自分の終末期や死後の取り扱いに関する希望、財産に関することなど、家族や周囲の人に伝えたいことを書き残すノートをいいます。
全回答者(2,000名)に、エンディングノートにメッセージを書き残すとしたら、誰に、どのような言葉(一言)を書き残したいか聞いたところ、書き残したい相手は1位「子ども」、2位「配偶者」、3位「家族」、4位「きょうだい」、5位「友人」となりました。男女別にみると、男性では1位「妻 」、女性では1位「子ども」と、いずれも2位に大きな票差を付ける結果となりました。
書き残したい言葉(一言)をみると、男性では「妻」に対しては「今までありがとう」「長い間、ありがとう」「愛してる」「一緒になれて幸せだった」など感謝や愛の気持ちを伝える言葉がありました。また、「子ども」に対しては「楽しませてくれてありがとう」「幸せでした」「子どもになってくれてありがとう」、「家族」に対しては「楽しかったよ」「感謝してる」「みんな、仲良く」といった言葉がありました。
女性では「子ども」に対しては「楽しい時間をありがとう」「幸せになってね」「私の子どもとして生まれてきてくれてありがとう」「幸運な人生を」など感謝の気持ちや子どもの幸せを願う言葉がありました。また、「夫」に対しては「愛しています」「出会ってくれてありがとう」「また会おう」、「家族」に対しては「ありがとう、人生を楽しんで」「愛してる」「家族で、助け合って、みんなで仲良く、暮らしてほしい」といった言葉がありました。
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