漢方相談薬局、鍼灸院を東京・千葉で20店舗展開している株式会社誠心堂薬局(本社:千葉県市川市、代表取締役:西野 裕一、以下 当社)では、長きに渡り中医学を通して女性が健やかな日々を過ごせるよう、創業当初より婦人科のお悩みに寄り添って参りました。誠心堂グループに婦人科のお悩みでご相談に来店された方の人数は昨年対比で5%増となりました(2022年1~7月と2023年1~7月比較)。特に、月経困難症や更年期症状は男性からの理解が得られず、職場環境や家庭内でも苦しんでいる方が増加傾向にあります。女性版骨太の方針2023では、女性の生涯にわたる健康への支援として事業主健診に月経困難症や更年期症状の問診を組み込むことが決定されました。
これにより、さらに女性の健康についての理解と関心が高まることを期待するとともに、当社の企業理念に基づいた女性への健康サポートに引き続き、力を入れていきます。
女性への健康サポート
■女性の健康が注目される背景:厚生労働省発表 女性版骨太の方針2023
厚生労働省の報告によれば女性の健康寿命は男性よりも長いとされていますが、その一方で、女性特有の健康問題が存在していることも事実です。家事や育児はまだまだ女性が中心となっている現状は拭えず、社会でキャリアを積んでいる女性が増えているとはいえ、ご自身の健康について後回しになっていることも少なくありません。そのため、国はライフイベントとキャリア形成の両立に向けた健康サポートのひとつに、事業主健診での婦人科問診の追加を決定しています。加えて、そのほかの施策と合わせてスタートアップ支援による女性起業家育成や、女性が出産を機に非正規雇用に転じる「L字カーブ」の解消も掲げられています。
女性版骨太の方針2023 概要:
https://www.gender.go.jp/kaigi/danjo_kaigi/siryo/pdf/ka70-s-1.pdf
働くうえで負担や不安になりやすい月経困難症や更年期症状と言った婦人科疾患は、一般的に病気と理解してもらえることが少なく、上司やパートナーにも相談できず、一人で抱え込み精神的にも肉体的にも悪化してしまうケースが後を絶ちません。本人自身も治療を受けるべきか病院を受診するタイミングなどについて迷うケースが多く見受けられます。事業主健診として早期発見、早期治療とともに、社会の理解が高まることが期待されます。
月経困難症
■誠心堂薬局での月経困難症・更年期症状へのサポート
<中医学で考える月経困難症>
月経困難症は女性に起こる不調のひとつで、一般的には、生理の直前から生理中にかけて子宮が収縮するために起きる下腹部や腰の痛みのことを生理痛といいます。生理痛の痛みの程度は個人差があり、痛みがほとんどない方もいれば、強く感じる方、生理痛以外にも頭痛や吐き気などが現れる方など症状は様々です。その中でも、仕事や家事を休まなければならないほどの痛みを感じるような状態を月経困難症と呼んでいます。
月経困難症の西洋学的な原因としては、婦人科疾患を伴う器質的なケースと、子宮の収縮が強すぎるといった機能的なケースの2つに分けられ、原因のはっきりしない機能的ケースが9割を占めていると言われます。そのため、機能的なケースの治療としては痛みを抑える鎮痛剤やピルといった限られた治療方法となります。一方の中医学では月経困難症の原因は多岐にわたります。冷え、ストレス、食生活の不摂生、疲れ、栄養不足、加齢などから起こると考え、その原因を解決することで、痛みが起きやすい体質を改善していきます。
漢方で考える生理痛
<中医学で考える更年期症状>
日本人の平均閉経は50.5歳であり、更年期とは閉経の前後5年間の10年間のことを指しますので、45~55歳までが症状が起こりやすい目安となります。ただし、出る期間や症状の程度などは個人差があり明確ではありません。そのため、更年期症状だと認識できないケースが多いのです。
更年期障害の西洋医学的な原因としては、加齢、ストレス、不規則な生活、激しい運動、肥満、過激なダイエット、喫煙などが原因でホルモンバランスを乱していることが多いようです。治療では、減少したホルモンを直接的に補うホルモン補充療法(HRT)がよく用いられるとともに、症状に合わせて精神安定剤や睡眠導入剤、鎮静剤などが使われます。一方、中医学では年齢による体の変化によりホルモンバランスが乱れるなどアンバランスな状態になるとことで自律神経や血行が悪くなると考えています。加齢による衰えは共通ですが、急激な衰えやアンバランスにならないように整えることで体質改善します。
更年期症状
<誠心堂薬局での婦人科サポート>
当社では、月経困難症や更年期症状といった婦人科症状に対して、中医学の視点からアプローチし、自覚症状だけでなく舌や脈や血流などの客観的な情報を確認しながら、社会で活躍する女性のために漢方薬や鍼灸による体質改善のご提案を行っております。
さらに当社ウェブサイトでは、月経困難症や更年期障害だけでなく、月経不順、子宮筋腫、子宮内膜症、月経前症候群(PMS)などといった婦人科疾患についての詳しい情報を提供しています。また中医学の視点から見た原因や、それに対する対策、さらには生活習慣の改善方法など、具体的なアドバイスも掲載しています。
公式ウェブサイト:
https://www.seishin-do.co.jp/symptoms/
当社代表の西野 裕一における動画サイトでの配信でも女性特有のお悩みに関するアドバイスなども今後継続して投稿していきます。
【誠心堂】西野 裕一先生の漢方・鍼灸チャンネル:
https://www.youtube.com/channel/UCQCHh1UqhlWZgd2mQluN-EA
■誠心堂グループでの婦人科相談
当社に婦人科のお悩みでご来店された方は、2022年1~7月336名に対して、2023年1~7月352名と約5%増加しました。
最近の実際のご相談例としまして、誠心堂薬局新浦安店の店舗にいらしたお客様では、排卵期から不調が現れ生理前には精神的不安や頭痛・めまいと言った症状が出始め、月経が始まると今度は重い月経痛に悩まされるため、体調が安定している期間は1か月の中で5日から8日程度しかないとお話くださいました方がいらっしゃいます。この方は、漢方薬を開始され現在2か月ですが、排卵痛などの症状から改善がみられています。
漢方薬の服用の目安は体質や原因によって異なります。症状がもし1か月かからずに早く改善されたとしても、そこで漢方薬を止めると症状が戻ってしまうこともあり、基本的には体質改善までの継続をお勧めしています。漢方薬の体質改善の目安のひとつとして半年~1年と言われています。ずっと同じ漢方を使用するのではなく、症状の改善や体質に合わせて漢方薬は変化していきます。服用の継続については、個人差がありますので、かかりつけの専門家などにご相談ください。
■今後の展開
月経困難症や更年期症状をはじめとする婦人科疾患の原因や体質は様々であり、症状の出方や種類も様々です。毎月巡ってくる辛い症状や、月経にまつわるお悩みはなかなか相談しにくい物ですが、女性が健やかな生活を送って頂けるように当社では常に情報発信を続けてまいります。また婦人科疾患について学術勉強会や研修を当社社員に定期的に実施し、お客様のお悩みに応えられるための社員育成も継続してまいります。
【会社概要】
会社名 : 株式会社誠心堂薬局
本社所在地: 千葉県市川市南行徳3-18-23
代表者 : 代表取締役 西野 裕一
設立 : 1987年3月
URL :
https://www.seishin-do.co.jp/
事業内容 : 薬局の経営、医薬品及び医薬部外品の販売、
鍼灸治療院及び接骨院の経営、化粧品の輸入及び販売、
前各号に附帯する一切の業務
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プレスリリース提供元:@Press