絆ホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:伊藤 宜範)が運営する「For JAPANプロジェクト」では、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、「日本の未来を創る“本質的な気づき”を。」をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。
今回、株式会社開拓塾の 岡田 竜馬代表取締役のインタビューが11月24日(金)に公開されました。
「練習はギャンブル。ドリフトはまぎれもなく私の人生。」
https://forjapan-project.com/news/1042/
株式会社開拓塾 岡田 竜馬代表取締役
■まずは仕事で目に見える証拠を残す
非常に高度なテクニックを要するドリフト競技に魅力を感じ、学習塾の経営者とドリフトレーサーという2つの顔を持っています。私が出場するFDJ2というドリフト競技は春から秋にかけて、大会は移動や準備などを含めおよそ1週間奪われます。そのほかの3週間で、サーキットでの実走の練習を1回程度行い、シミュレーション練習機を用いてのトレーニングも惜しみません。
当然ながら、大会へ出場するとなると会社を休まなければならず、会社に迷惑をかけることに繋がります。だからこそ、毎回、大会前にやらなくてはならないことを全部やり切ります。さらに、プラスの仕事をこなして「1週間いないことに対し、絶対的な貢献をする」という決意で、普通以上の仕事を証拠としてやり遂げるようにしています。
具体的には、不在の1週間で社員がやるべきことを項目にして、社員が動きやすい状況を作るようにしています。また、ホームページを作ったり、教材を1学年の半年分を作ったりして、目に見える証拠を残します。
私がよく社員に伝えている言葉が、「時系列を崩せ」。つまり、先々の予定も前倒しをし、今やらなければならないという小さな点に支配されないで、遠く先まで見通し、今やらなくてもいいことをいかにやってしまうか、それが勝利の秘訣と考えています。毎月、不在の間の仕事はもちろん、1ヵ月後、2ヵ月後、1年後の仕事も前倒しで対応し、必ず会社に貢献します。
このように実行すると、社員は非常に驚きます。私としては、社員に対し「君たちにもできる」「応援してもらいながら、好きなことを貫いてほしい」というメッセージを込めています。
株式会社開拓塾
■仕事以外で何に投資するのかは自由。でも応援してもらえる筋を通せ
ファッションや車、競馬など好きなことに給与内で投資するのは自由です。でも、残念ながら、人間は仕事で一定の結果を出さないと、自由なことまで否定する傾向があります。言葉にはしないものの、「仕事もできないのに、身なりばかりに気を使っている」と心で否定します。挙げ句の果てには、「そんなことばかりしているから、仕事ができない」と、自由なことまで否定し始める。とても残念なことです。
つまり、仕事という根本的な部分がしっかりしていれば、身なりが派手でも「あの人は個性的で、かっこいいよね」と良いギャップが生まれます。一方、仕事がおろそかにもかかわらず、好きなことばかりをしている人に対しては、遊んでばかりの中身のない人間と揶揄(やゆ)されるのです。私は好きなドリフトを自由にやりたいからこそ、仕事が前提で、仕事で結果を残すことにより、周りから応援してもらえる環境づくりをしています。そして、自分の背中を通して社員へ「本当のかっこいい」を伝えたいと思っています。
■負けた悔しさは「仕事で晴らす」
塾の経営が芳しくなく借金を抱え、倒産寸前に追い込まれたことがあります。その時と比べ現在はとても順調で、「最高な塾」という点でも80点ぐらいまで来ました。来年からは、私たちが作った教材を全国の他塾に販売することが決まり、教材販売というビジネスが始まります。それ以外に新たなフィールドでもビジネスを始めようと思っています。
一方、ドリフトでは、大会で思うような結果を残すことができず、ずっと悔しい思いをしてきました。しかし、今年ようやく良い指導者のアドバイスや努力が実り、「トップカテゴリー」という最高峰の領域に到達できるかもしれないという兆しが見えてきました。それまでは予選落ちで屈辱を味わったり、「自分には向いてない」と肩を落としたりすることも、しばしばありました。その悔しさを晴らすために仕事で挽回、得意な仕事で結果を出すしかなかった。それがなければ今ほど塾の経営は順調ではなかったかもしれない。
このように、短期的または狭いエリアで見ると失敗と思えることも、ワイドな視点で考えるとトータルでプラスという可能性があります。
私の場合は、ドリフトで悲惨な結果しかでないので、それをはらす場所が仕事しかなかったとも言えます。
■夏休みに出された宿題のように、自由と義務を使い分ける
二足の草鞋(わらじ)を履き、専門スキルを磨くためには、いかに時間を有効活用するかが大切です。例えば、週2日休みがあるとして、もう一方のスキルにどう時間を充て続けられるか。1時間でもいい、0をやめる。すごいことをやり遂げる必要はありません。
途中で諦めてしまう火種になりますから、できる範囲でいいのです。
思い返してみると、私たちには小学校の頃から宿題がありました。全部自由ではなくて、自由を奪われた中で、宿題がありました。その延長戦を自分でやっていけばいい。自分で自分に宿題を課せばいいのです。開始時刻を決めて、短い時間でもいいので「このスキルを身につけるために、1時間やるぞ」と決めて少しずつやっていけばいいのです。うまくいけば、何時間ものめり込めるはずです。
2つの異なる分野を両立させることには、肯定的な意見もあれば、否定的な意見もあると思います。
しかし、誰もが「やる」と決意すれば、可能性があると考えます。
■どんな未来かわからないからこそ楽しい「練習はギャンブル」
練習は「ギャンブル」だと、私は思っています。ギャンブルは通常、不確かな未来にお金をかけるということです。練習は、これだけやればこうなる、なんて断定できません。不確かな未来に時間をかけるのが練習であり、スキルを身につけるための練習がギャンブルです。かけるものがお金なのか、努力という時間なのかの違いであって、どちらもギャンブルだと考えます。思った結果にならなければ、それは時間、努力のかけがいがなかったものとなります。
だから、私はカジノのようなギャンブルも好きだし、スキル磨きの練習も大好きです。これまでの人生はドリフト以外にも幼いころからずっと、何かのスキルを身に着けるために、勝手に一人で練習してきました。ずっとそういう人生だったので、私にとって二足の草鞋という言葉は大きなものではなく、当たり前のものでした。むしろ、今後はもっと増やす気満々です。(笑)何か新たなことを行うことは、社会人になると、なかなか厳しいかもしれません。
練習してできない可能性の方にフォーカスするのではなく、できないかもしれないけど、ちょっとやってみたいこと、つけてみたいと思ったスキル、そこにフォーカスしてほしいです。
練習をスキルづくりとハードルをあげるのではなく、ちょっと楽しいお金のかからないギャンブルくらいに思って、アクションを起こしてもらいたいです。
また、全力で物事に取り組んで享受できるのはスキルだけではありません。自分より才能豊かな人に対し、尊敬の気持ちが心から湧き、人を認める心が育ちます。同じ道を辿った経験者だからこそ、涙ぐましい努力を重ねる相手の姿を想像できるのです。
長期的なスパンで見ると、新しい自分と出会え、つかめるものも変化します。私にとってドリフトとは、人生そのものであり、仕事に良い影響をもたらす存在です。しかし私のように、二足の草鞋を履くことだけが正解だと思ってはいません。一つだけを貫き、エキスパートになることもかっこいいと思います。ただ、ちょっとやってみたいと思ったなら、「時間がないから」「できそうもないから」と簡単にあきらめず、是非チャレンジをしてください。
私はこの先、二足だけでなく、五足の草鞋くらい履いてやろうとガチで企んでいます。
株式会社開拓塾
〈会社概要〉
法人名 : 株式会社開拓塾
代表者名 : 岡田 竜馬
企業ホームページ:
https://kaitaku-juku.com/
所在地 : 愛知県豊橋市新栄町字南小向69-1
事業内容 : 小学5年生から中学3年生までを対象とした学習塾の経営
〈For JAPANプロジェクトとは〉
For JAPAN -日本の未来がココに-
For JAPANプロジェクトとは、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、「日本の未来を創る“本質的な気づき”を。」をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。参画された【50人の社長】というレンズを通して、経験に基づく本質的な考え方や情報を学び、動き出すきっかけを与え“日本の未来を創るプロジェクト”全国放送『For JAPAN -日本の未来がココに-』(BS11)や、YouTubeチャンネル『For JAPAN -日本の未来がココに-』など様々なコンテンツで社長たちが徹底討論。
・番組見逃し配信 :
https://youtube.com/playlist?list=PLFv6b8aodEYWpP5pqGBlWMgNZh1pb9NW2
・For JAPAN公式ホームページ :
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