三菱地所株式会社を代表企業とするグラングリーン大阪開発事業者JV9 社※1(以下「事業者JV」)は、本日「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」(以下「本プロジェクト」)の先行まちびらき100日前を迎え、計画コンセプトである「“Osaka MIDORI LIFE”の創造」~「みどり」と「イノベーション」の融合~の取り組みを本格始動しましたので、お知らせします。
●計画コンセプト「“Osaka MIDORI LIFE”の創造」
本プロジェクトは、西日本最大のターミナル駅「JR大阪駅」前に、約45,000平方メートルの面積を誇る都市公園「うめきた公園」、オフィス、ホテル、商業施設、中核機能施設、分譲住宅などを整備するプロジェクトです。事業者JVは当初より公園と民間敷地を一体的にデザインし、開業後も事業者JVの組成する「一般社団法人うめきたMMO」(以下「MMO」)がうめきた公園指定管理者として50年にわたりパークマネジメントとエリアマネジメントを行うなど、事業者JVが中心になって一体的に運営・管理してまいります。
まちでの出会いが、様々な価値を創造し、持続的にみんなと社会全体を良くしていくことを目指し、計画コンセプトに「“Osaka MIDORI LIFE”の創造」を据え、5つのアプローチを以てまちづくりを推進してまいります。
表1:
https://www.atpress.ne.jp/releases/396477/table_396477_1.jpg
●クボタ、ロート製薬など様々な企業の入居・参画が決定
本プロジェクトの検討深化・加速に伴い、株式会社クボタの本社移転や、本田技研工業株式会社(Honda)のソフトウェア開発拠点など、多くの企業が入居を決定しています。また、まちの持続的な運営を自社のSDGsの取り組みや事業開発と連動させ企業価値の向上を目指すロート製薬株式会社やサントリーグループ、パナソニックグループ、西尾レントオール株式会社といった企業がパートナーとして参画することが決まりました。
今後も、まち全体で近隣の方やクリエイター、企業、大学、スタートアップなど様々なプレイヤーに関わっていただける仕組みづくりを通じ、中長期でまちを訪れる方々とともに公園を育てていくこと、新たな商品やサービスを生み出していくこと、そしてその成長を通じてまちの価値を高めていくことを目指していきます。
また、本プロジェクトは、大阪府・大阪市、独立行政法人都市再生機構(以下「UR都市機構」)とともに取り組んでいる公民連携のプロジェクトです。本日、先行まちびらき100日前を記念して大阪府・大阪市、UR都市機構と共催で地域の未来を担う近隣園児とともに植樹セレモニーを行いましたので、併せてお知らせします。
※1 JV9社の1社であるうめきた開発特定目的会社は株式会社大林組が出資するSPCです
グラングリーン大阪が目指すまちづくり
■計画コンセプト「“Osaka MIDORI LIFE”の創造」
「まちでの出会いが、様々な価値を創造し、持続的にみんなと社会全体を良くしていく」こと。
これがグラングリーン大阪の目指すまちづくりです。
私たち事業者JVは、グラングリーン大阪の開発の企画に際し、このまちを訪れる方が前向きになれるまちであること、このまちでの出会いを通じてより良い社会を創っていきたいとの想いを持っていました。そのため、世界有数の大規模ターミナル駅前に約45,000平方メートルもの大規模で高質な都市公園をつくることを公民連携の枠組みの中で決め、公園を中心とする圧倒的なみどりに包まれた空間や多様なアクティビティが生まれる大規模複合再開発を計画しました。
まちびらき後も、市民・来街者や、理念に共感いただける企業・研究機関などがチャレンジし活躍出来る場・仕組みを用意し、その方々とともにこのまちで様々な取り組みを進めていくことで、人々のQOL向上や自己実現の機会創出、企業のサステナブル推進活動やイノベーション創出など、新しい価値を共創していきます。
■計画コンセプトを実現する5つのアプローチ
(1)【LANDSCAPE FIRST】~公園の中にまちをつくる~
・ランドスケープファーストで公園の中にまちをつくるという思想のもと、ランドスケープと建物が一体となる都市空間のデザイン
・イベントにも活用できる広場や、光や水の中でくつろげる自然豊かな森、建物の間に浸透する緑や立体的な屋上庭園といった多様な場づくり
・関西の新たなランドマークを目指し、公園・ランドスケープ全体のデザインリードには、シカゴ・ミレニアムパーク内のルリー・ガーデンなどを手掛けるGGN、公園施設にはともにプリツカー賞を受賞し、世界的に活躍するSANAA(大屋根)・安藤忠雄氏(VS.・文化体験施設)を起用。設計の全体統括は日建設計・三菱地所設計が担い、広大な都市公園と一体の魅力的な都市空間を実現
(2)【PUBLIC FOCUS】~みんなで育てていく、パブリック性の高いまち~
・構想段階から公民連携のもとで都市公園の整備を進め、運営段階においても大阪市とのモニタリングを実施
・周辺住民、ワーカー、観光客など様々な人が集まり共存し、ともに楽しむ「都心ならではの公園の過ごし方」を提案するコンテンツを展開
・イベントやアートを通じて文化を感じてもらう機会を日常的に提供するとともに、それらをきっかけに生まれる市民や企業の発意による活動やチャレンジを支援・育成する仕組みを整備
・上記の取り組みを、都市公園としては類を見ない、50年間の長期に及ぶ事業者JVとの連携のもと実施
(3)【DIVERSITY & OPPORTUNITIES】
~多様な活動がにじみだす、みんなが一歩踏み出すことが出来るまち~
・公園に隣接する多種多様な施設から活動がにじみ出し、様々なプレイヤーが混ざり合うことで、新しいアイデアに触れ、仲間とともに挑戦できるまち
・企業や大学、スタートアップ、研究機関などが集い、ともに活動するごちゃごちゃ空間「JAM BASE」
・官民一体のイノベーション支援組織「一般社団法人うめきた未来イノベーション機構(U-FINO)」
・まちでの活動をともに推進する企業連携制度「MIDORIパートナー」
・企業の垣根を超えて、入居者同士のつながりを育むラウンジ「sorappa」
・内閣府からのスーパーシティ指定により、規制緩和を伴う先導的な実証実験を行える環境
(4)【NET POSITIVE】~サステナブル&ウェルビーイングなまち~
・85年間にわたり物流の拠点であった梅田貨物駅跡地が、人々が憩い交わるみどり溢れた公園に生まれ変わる、「ネットポジティブ※2」の概念を体現するプロジェクト
・街区全体の約9割を在来種の植物で構成。化学肥料や農薬を限定的に散布することで環境負荷を抑制するほか、56種類の鳥類・昆虫類を誘致目標種として定めた上でモニタリングを行うとともに、情報発信することで、次世代の担い手に対し、生物多様性に対する関心のきっかけづくりを図る
・帯水層蓄熱設備や、バイオガス発電設備、下水熱利用設備、バイオディーゼル発電設備、地中熱利用設備といった新しい再生可能技術を最大限活用。電気については関西電力グループが再エネ価値取引市場で調達するトラッキング付非化石証書が付与された「RE100」に対応した実質再エネ電力を、また、ガスについてはDaigasグループが提供するカーボンニュートラルな都市ガスを導入予定
・みどり空間のなかで癒しや活力を感じてもらい、都市型スパや健康計測ステーションなどを通じて人々のウェルネスな活動も後押しすることで、訪れる方が、来る前よりも「前向き」になれるまち
※2 人類や世界・地球のあらゆる問題を解決するための現実的かつ道徳的な事業活動や、そのもとになる考え方のこと
(5)【GLOBAL APPEAL】~世界から人々を受け入れ、世界に魅力を発信できるまち~
・関西国際空港や新大阪駅にも繋がる西日本最大のターミナル駅「JR大阪駅」に直結し、国内外から
うめきたへのスムーズなアクセスが可能
・日本初開業となるウォルドーフ・アストリアをはじめ、世界中からビジネス・観光を誘引する国際性の高い3つのホテルブランド
・関西の食と文化を体験できる大規模フードマーケット「Time Out Market Osaka」
・MICE施設を整備し、公園施設や中核機能施設などもユニークベニューとして活用することで、広域・国際的なエリアMICEを誘致
全体概要
■全体スケジュール
2018年7月12日 事業者決定
2020年12月1日 民間宅地着工
2022年4月18日 公園着工
2024年9月6日
先行まちびらき(北街区のホテル・中核機能施設・商業施設およびうめきた公園(サウスパーク(南公園)全面およびノースパーク(北公園)の一部)
2025年春頃南館開業 (南街区のオフィス・ホテル・中核機能施設・商業施設)
2027年春頃 公園全体開園
2027年度 全体まちびらき
参考資料:
https://www.atpress.ne.jp/releases/396477/att_396477_1.pdf
阪急阪神不動産株式会社
https://www.hhp.co.jp/
リリース
https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/8b3053ea79a6934108c7f4d414155a1a4b9ea21f.pdf
発行元:阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1
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