サウジアラビア政府観光局(略称、STA)は、2023年5月25日、サウジアラビアから来日した地域観光局や旅行会社、ホテル経営者など、STAを含めた15社が出席し、東京で開催した日本での最新の「サウジアラビア・ロードショー」を成功裡に終了いたしました。
ジェッダの歴史的な旧市街地域である「アル・バラド」でのショッピングイメージ
■ポイント
● 東京で対面では二回目となるロードショーを開催し、一連のイベントを通して、両国の主要な旅行業界関係者が協力の機会を探り、既存の関係を強化しました。
● このロードショーには、100名を超える日本の主要パートナーである旅行業界関係者やメディアが参加し、サウジアラビアの魅力的な観光素材や充実したサービスなどが紹介されました。
日本の主要パートナー約100名以上が参加した今回のロードショーでは、既存の戦略的パートナーシップを支援し、サウジアラビアの観光成長過程における重要なマイルストーンを祝うために、一連のミーティングやセミナー、商談会、ネットワーキングイベントが開催され、サウジアラビアで日本の旅行者が体験できる様々な旅行情報を提供するとともに、サウジアラビアが世界で最もエキサイティングな観光デスティネーションの一つであり、アラビアへのゲートウェイであるという重要性をアピールしました。
未だ知られていない土地や文化、歴史を体験できるサウジアラビアへの旅行体験
日本はサウジアラビアにとって重要な注力市場であり、サウジアラビアは2023年に32,000人の日本人観光客を誘致することを目標としています。また、現在サウジアラビアは、航空会社と緊密に連携し、日本との直行便就航実現に向けて取り組んでおり、E-ビザ、アライバルビザで日本人観光客を受け入れています。
STAは今回、待望のロードショーの一環として、旅行会社など主要な日本の旅行業界パートナーとの商談会を設定し、レジャーデスティネーションとしてサウジアラビアの魅力をアピールするとともに、日本におけるパッケージツアーの新しいトレンドに関する意見交換を行いました。サウジアラビアの日本におけるプレゼンスは、サウジアラビアにとって日本マーケットは戦略的にとても重要であること、そして今後の日本からの送客数に大きな期待をもっていることを示しています。パンデミック後の成功事例として評価されているサウジアラビアは、観光業の回復においてG20諸国を上回り、2022年には9,350万人の訪問者を迎え、総観光消費額は2021年比で93%増加の1,850億サウジアラビア・リヤル(約6兆8,300億円)となりました。
サウジアラビアは今後10年間で観光に1兆ドル(約138兆4,780億円)を費やす予定であるとされ、世界で最もエキサイティングで成長著しいレジャーデスティネーションとしての地位を確固たるものにしています。
サウジアラビアでの冒険アクティビティ イメージ
サウジアラビア政府観光局アジアパシフィック担当プレジデントのアルハサン・アルダッバグは、「今回のサウジアラビア・ロードショーの開催は、サウジアラビア政府観光局が観光業の発展を促進するために既存の戦略的なつながりを強化するにあたり、日本市場および日本の旅行業界パートナーの皆様に対して成さねばならなかった重要な取り組みです。この取り組みは、サウジアラビアが野心的ともいえる目標を達成するために、そして、成長を促進し、日本にサウジアラビアの美しさとその多くの観光資源を紹介するために不可欠なものなのです。」と述べています。
日本人旅行者の皆様には、消費者インサイトに基づいて特別にカスタマイズされた、冒険から文化、遺跡や自然まで、多様で比類のない様々な旅行体験を楽しんでいただけるでしょう。これらの旅行パッケージは、サウジアラビアの最新の開発と最も魅力的な目的地に焦点を当てたもので、以下のような内容が含まれています。
ジェッダの世界遺産であるアル・バラド旧市街
首都リヤド近郊に位置し、第一次サウード王国宮殿跡でありサウジアラビア王国誕生の地といえる「ディルイーヤ」
20万年の歴史を持つ古墳、砂岩の露頭、 歴史的な住居などが保存されている「アルウラ」の星空のもとで眺める「ザ・アーチ」
<文化・遺跡>
アラビア発祥の地であるサウジアラビアには、何千年も前から続く豊かな文化と様々な遺跡があります。6つのユネスコ世界遺産と、未開拓でいまだ発見されることを待っている10,000以上の遺跡です。これらには、近年、再生プロジェクトが進められているジェッダの世界遺産であるアル・バラド旧市街【上写真】や、18世紀の泥レンガの街でアル・サウード家の先祖伝来の地であるディルイーヤ【中写真】、そして、世界最大のオアシスで250万本のナツメヤシを誇るアハサー・オアシスなどが含まれます。
その歴史と遺跡を守りながら、300年の歴史を持つ街であるディルイーヤは、506億ドル(約6兆9,000億)のマスタープランによって、世界で最もエキサイティングな文化・レジャースポットに生まれ変わろうとしています。伝統的な泥レンガの建築物には博物館やギャラリーが隠されていて、歩行者天国の迷路のような曲がりくねった路地には伝統的な生活を垣間見ることができるカフェやクラフトショップがあります。また、新しいブジャイリ・テラスは、4軒の星付きレストランを含む20軒のグローバルブランドを擁する世界有数のダイニング・デスティネーションでもあります。
アルウラ【下写真】は、20万年の歴史を持つ古墳、砂岩の露頭、歴史的な住居などが保存されている、土地そのものがまさに世界最大級の博物館であるようなデスティネーションです。アルウラには、新しいラグジュアリーリゾートやエコリゾート、文化的アトラクションがあり、「Winter at Tantora」などの定期開催フェスティバルやギネスブックに認定された世界最大の鏡張りの建物であるマラヤ・ホールでのコンサートなどが開催されます。また、2024年には「芸術の谷」という意味をもつ「ワディ・アルファン」もオープンする予定です。
<自然>
サウジアラビアの紅海には、世界有数の鮮やかな手つかずのままの珊瑚礁があります。ジェッダの沖合では、ボートをチャーターして深海釣りをしたり、クルーズでリラックスしたり、一年中スキューバダイビングやシュノーケリングを楽しめます。その他にも各地の手つかずの自然が残るビーチで思いつく限りのウォータースポーツを楽しむことができます。また、世界的なホテルブランドが集められ、王国のビーチ&アイランドツーリズムの新たな幕開けとなる「紅海プロジェクト」は2023年に第1フェーズが始動します。そして、巨大スマートシティ計画「NEOM」の一部で、ボート所有者やヨット愛好家にとって他に類を見ないラグジュアリーアイランドとなる「シンダーラ」もオープンする予定です。
ジェッダのサンゴ礁
サウジアラビアの紅海でのダイビングイメージ
<エンターテインメント>
サウジアラビアは、ディルイーヤで開催される世界初の完全電気自動車による国際的なシングルシーター・ストリートレースシリーズであるThe ABB FIA フォーミュラE チャンピオンシップ「Diriyah E-Prix」やジェッダでのF1など、大規模なスポーツイベントや世界的なフェスティバルを開催しており、主要なエンターテインメントハブとして台頭しています。中東最大のロックフェスティバルである「MDLBEAST」や、初週に100万人以上の来場者を集めたメガフェスティバル「リヤド・シーズン」は毎年注目のイベントです。
<ショッピングエリア>
にぎやかなカフェや伝統的なマーケットを誇るコスモポリタンであるジェッダやダンマームから、芸術的なコミュニティやボヘミアンアートセンター、国内最古の伝統な市場のひとつであるホフーフのアル・カイサリヤ・スークまで、サウジアラビアには多くの個性豊かなショッピングエリアがあります。ジェッダの庶民的な市場で楽しむ陶器やアラビア書道、アラビア美術などのショッピングや、タイバ・マーケットやアル・シャティ・マーケットで色とりどりのファッショナブルな「アバヤ」を探す“アバヤ・ショッピング”などが人気です。「アバヤ」は、現地の女性が外出の際に着ている全身を覆う衣装です。
数年前に女性の服装の規制が事実上撤廃されて以降、従来のアバヤに比べてカラフルでデザイン性に富んだアバヤも作られており、また、観光客にとっても現地の気候において日除けにもなる実用性を兼ね備えているため、人気のショッピングアイテムです。
日本人旅行者のためのサウジアラビアでの様々なアクティビティや体験については、公式ウェブサイト「Visit Saudi」をご覧ください。
ジェッダの歴史的な旧市街地域である「アル・バラド」でのショッピングイメージ
■公式ウェブサイト:Visit Saudi
https://www.visitsaudi.com/ja
画像10:
https://www.atpress.ne.jp/releases/356528/LL_img_356528_9.jpg
歴史的遺産「リジャール・アルマー」
■サウジアラビア政府観光局について
サウジアラビア政府観光局(STA)は2020年6月に発足。世界のアウトバウンド市場に対してサウジアラビアの観光促進を担う組織です。国のユニークな観光素材や観光地の開発、旅行業界向けのイベントへの参加や主催、サウジアラビアの観光ブランドを国内外にプロモーションするために活動をしています。サウジアラビア政府観光局には16の海外支局があり、世界38カ国で活動をしています。日本支局は2021年9月に発足しました。
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